平成があと3日で終わる4月のとき。
目に見えないものが広がっていく時期でもあります。
今までのことの精算と
新しい時を迎える準備期間。
今の時代を選んで生まれてきた私達にとって
大切なこととは、何でしょうか。
自国主義に変わりゆく世界と、
『和』を重んじて2678年の時を経てきた、わが国日本。
日本の役割とは、なんでしょうか?
そこに生まれてきた日本人の果たす役割は?
今までの価値観が通用しなくなってくるこの時に、
何を信じて生きていくのか。
意識が穏やかな方向に進まなければ、火山大国の日本は、
あっという間に、噴火がそこここで起こるようになりかねません。
富士山が噴火したら、日本列島は危うい。。。
可能性は十分にあります。
死火山ではなく、休火山だから。
最近の富士のふもとの水の噴出具合を考えれば
マズイ状態であろうと思われます。
他人を思いやる気持ちは、
それを、国民の大多数は、有難いと思ってきました。
ご退位されることで、その気持ちが国民から遠ざかることが問題です。
伊勢神宮の式年遷宮は、平成25年(2013年)にされたばかり。
次回は13年先。
国運を上げる為にされる式年遷宮は、20年に一回です。
それまでの間に、私達が守らなければならない世界とは?
次世代の子供達に残すものは?
宇宙開発は進んでいますが、
将来、宇宙に移住できるのは、ほんのわずかです。
宇宙に逃げ出すのではなく、我が地球を守っていくことができるのは、
日本の『和』のこころではないでしょうか。
『和をもって貴しと為す』
本来の意味は、納得いくまで議論をしなさい。ということだそうです。
(以下、神道の心を伝える から抜粋)
和を以て貴しと為すと聞くと皆で仲良くやろうと訳す人が多いと思いますが、実はそうではありません。
『目には目を歯に歯を』を勘違いしてる人が多い様に、この和というのは仲良くしなさいと思っている人が多いようです。
しかし、本当の意味は派閥や党派に別れ、意見の対立を深めるような事を行ってはいけない。和(やわらぐ)の状態を作って話し合いをしなさいと言う意味です。
ただ『仲良くしなさい』と言う事ではなく、むしろ納得行くまで議論しろと言う事なのです。
つまり、和とは空気の支配を作り、長いものに巻かれろ的な状態の中で一部の人間の意見だけが出され、その意見に沿って物事を決めるのではなく、和らぐの【状態】を作って皆の意見を聞きながら物事を決めなさいと言っているのです。
これは十七条に繋がりますが、物事を1人で決めてはいけない。
人は意見が違って当然だ。
だから、皆で話し合いをして物事を決めなさいと言っています。
(以上転載終わり)
日本は、ほぼ単一民族のために(アイヌさん、私はあなた達が大好きです。)、
阿吽の呼吸など、複雑な事情を持つ国では考えられない感情のキビを感じてきました。
オリンピック招致で使われた「おもてなし」のこころも、
この辺りから、自然と出てきたことであろうと思うのです。
でも、それだけでは世界には通用しないということです。
相手に迎合するのではなく、
自分の主張はしつつ、
そして道に外れることなく、
柔らかいこころは無くさない。
難しいかじ取りが必要ですね。
この地球を、破壊する方向からの転換を担える技術と、心意気を持てるのは、
やっぱり日本なのではないのかな?
と思うのでした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。